チュイルリー公園/Jardin des Tuileriesの中、コンコルド広場からルーブル美術館を結ぶ道に沿って2000個もの炎がともされた。炎の光で照らされた赤みを帯びたミステリアスな世界。幻想的なムードでもあり、心も落ち着く、キャンプファイアの周りに集まった時のように。毎年10月の第一土曜日の日没から明け方にかけて夜通し行われるNuit Blanche/ 白夜 の一環。2002年にパリ市長の発案でスタートしたこのイベントでは、美術館やモニュメントのあるエリア、路上など数十箇所で現代アート関連のパフォーマンスやインスタレーション、ダンスなど様々なプロジェクトが披露される。イベントはその後、ブリュッセル、ローマ、リスボン、マドリッドなどヨーロッパの他の都市でも実施されるようになり、さらに、ニューヨーク、イスタンブール、上海と世界中に広がりつつある。
|